1997年(平成9年)には、どんな事件・事故・出来事があったのでしょうか。
1997年は、日本社会に大きな衝撃を与えた事件・事故が相次いだ一方、消費税率の引き上げ、金融不安、長野新幹線の開業など、社会や経済が大きく動いた年でもあります。
海外では香港が中国へ返還され、世界的にも歴史の節目となる出来事がありました。
また、たまごっちブームなど、現在「平成レトロ」として振り返られる文化も盛り上がっていた時代です。
この記事では、1997年(平成9年)に起きた主な事件・事故・社会ニュース・経済・文化の出来事をわかりやすく振り返ります。
1997年は平成何年?どんな年だった?
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 西暦 | 1997年 |
| 元号 | 平成9年 |
| 十二支 | 丑(うし) |
| 十干十二支 | 丁丑(ひのとうし) |
| 主な印象 | 重大事件・金融不安・消費税5%・平成カルチャー |
1997年は平成9年です。
平成が始まって約8年がたち、携帯電話や家庭用ゲーム機などが若者の生活へ急速に広がっていました。
一方、日本経済ではバブル崩壊後の金融不安が深刻化。
現在振り返ると、社会・経済・文化のさまざまな面で「平成らしさ」が強く表れていた年と言えます。
1997年に起きた主な事件
1997年には、少年犯罪をめぐって社会に大きな衝撃を与える事件が発生しました。
神戸連続児童殺傷事件
1997年、兵庫県神戸市須磨区で複数の小学生が被害に遭う一連の事件が発生しました。
2月から5月にかけて児童が襲われ、複数の死傷者が出ました。
その後、当時14歳の男子中学生が検挙されました。
加害者が少年だったことも社会に大きな衝撃を与え、少年犯罪や少年法、報道のあり方などについて広く議論されるきっかけとなりました。
現在でも平成を代表する重大事件の一つとして知られています。
▶ 神戸連続児童殺傷事件の経緯とその後|調査隊で解説予定(準備中)
少年犯罪への社会的関心が高まった
1997年前後は、少年による凶悪事件について社会的な関心が高まった時期でもあります。
事件そのものだけでなく、
- 少年法のあり方
- 家庭や学校の役割
- 少年犯罪の報道
- 被害者や遺族への配慮
など、多くの論点が議論されました。
個別事件については、年齢早見ガイドでは概要にとどめ、詳しい経緯や背景は「調査隊」で取り上げる予定です。
1997年に起きた主な事故・災害
1997年の年明けには、日本海で大規模な重油流出事故が発生しました。
ナホトカ号重油流出事故
1997年1月2日、ロシア船籍のタンカー「ナホトカ号」が日本海を航行中、荒天により船体が破断しました。
事故によって大量の重油が海へ流出。
船首部分は福井県三国町付近の海岸近くへ漂着し、日本海沿岸の広い地域が重油による被害を受けました。
海上保安庁や自衛隊、自治体、漁業関係者に加え、多くのボランティアも重油回収作業に参加しました。
大規模な海洋汚染事故として、その後の油流出事故への対策にも大きな影響を与えています。
▶ ナホトカ号重油流出事故はなぜ起きた?|調査隊で解説予定(準備中)
ボランティアによる重油回収も大きく報道
流出した重油は広範囲の海岸へ漂着し、漁業や自然環境にも影響を与えました。
現地では地域住民だけでなく、全国から多くのボランティアが集まり、海岸に漂着した重油の回収作業に参加しました。
災害時における市民ボランティア活動という点でも、1990年代を象徴する出来事の一つです。
▶ 1997年の重大事故・災害を詳しく見る|調査隊(準備中)
1997年は消費税が5%になった年
現在の生活にもつながる大きな制度変更として、消費税率の引き上げがありました。
消費税率が3%から5%へ
1997年4月、消費税率が3%から5%へ引き上げられました。
消費税は1989年に3%で導入されており、1997年に初めて税率が引き上げられたことになります。
買い物やサービスなど日常生活に広く関係する税だったため、多くの家庭にとって身近なニュースとなりました。
1997年の景気を考えるうえでも重要な出来事
1997年は金融不安が強まった時期でもありました。
そのため当時の日本経済を振り返る際には、消費税率の引き上げだけでなく、金融機関の経営問題などもあわせて語られることがあります。
平成の経済史を見るうえでも重要な一年です。
1997年に深刻化した金融不安
1997年後半には、大手金融機関や証券会社をめぐるニュースが相次ぎました。
山一證券が自主廃業へ
1997年11月24日、大手証券会社だった山一證券が自主廃業に向けて営業を休止すると発表しました。
大手証券会社の事実上の経営破綻は、日本社会に非常に大きな衝撃を与えました。
記者会見の様子もテレビで繰り返し報道され、1997年を象徴する経済ニュースの一つとして知られています。
その後の調査では、巨額の簿外債務なども明らかになりました。
▶ 山一證券はなぜ自主廃業した?|調査隊で解説予定(準備中)
「金融危機」が現実味を帯びた年
1990年代の日本は、バブル経済崩壊後の不良債権問題を抱えていました。
1997年には金融機関や証券会社の経営問題が相次いで表面化し、金融システム全体への不安が高まりました。
翌1998年には日本長期信用銀行や日本債券信用銀行の一時国有化へとつながっていきます。
そのため1997~1998年は、平成の金融危機を振り返るうえで重要な時期です。
1997年の交通・インフラの出来事
暗いニュースだけでなく、現在につながる交通インフラも誕生しました。
長野新幹線「あさま」が開業
1997年10月1日、長野行新幹線「あさま」が開業しました。
東京方面と長野を新幹線で結ぶ路線が誕生し、翌1998年に開催される長野冬季オリンピックを前に交通アクセスが大きく改善しました。
現在は北陸新幹線の一部として運行されています。
長野オリンピック直前の日本
1997年は、翌年2月の長野冬季オリンピックに向けて準備が本格化していた年でもあります。
競技施設だけでなく、新幹線や道路などの交通インフラも整備され、長野県を中心にオリンピックムードが高まっていました。
1997年から1998年にかけての大きな社会イベントの一つです。
1997年の海外で起きた大きな出来事
1997年には、世界史上の大きな節目となる出来事もありました。
香港が中国へ返還
1997年7月1日、香港がイギリスから中国へ返還されました。
香港は中国の香港特別行政区となり、その後「一国二制度」のもとで統治されることになります。
返還式典は世界各国で大きく報道され、1997年を象徴する国際ニュースの一つとなりました。
世界的にも「時代の変化」を感じる年
1990年代後半は、冷戦終結後の国際社会が新しい秩序へ移っていく時期でした。
香港返還はその象徴的な出来事の一つです。
日本国内だけを見るのではなく、海外ニュースも合わせて見ることで、1997年という年の雰囲気がよりわかりやすくなります。
1997年の流行・平成カルチャー
1997年は、現在「平成レトロ」として再び注目されている文化が盛り上がっていた時期でもあります。
たまごっちが社会現象に
初代「たまごっち」は1996年11月に発売されました。
その人気は1997年にさらに拡大し、店頭でなかなか購入できないほどの社会現象となりました。
女子高生を中心に人気が広がり、学校のバッグなどに付けて持ち歩く姿も当時を象徴する光景となりました。
現在でも復刻商品や新シリーズが発売され、世代を超えて知られる平成カルチャーの代表格です。
携帯電話・ゲーム文化が成長
1997年当時は、まだスマートフォンもLINEもSNSもありません。
一方で、
- 携帯電話
- ポケットベル
- 家庭用ゲーム機
- 携帯型ゲーム
- プリクラ
- たまごっち
などが若者文化の中で大きな存在感を持っていました。
現在「平成レトロ」と呼ばれる文化の多くが身近だった時代です。
1997年の主な出来事を年表で見る
| 時期 | 主な出来事 |
|---|---|
| 1月 | ナホトカ号重油流出事故 |
| 4月 | 消費税率が3%から5%へ |
| 5月 | 神戸市須磨区の児童殺害事件が大きく報道 |
| 6月 | 事件で当時14歳の少年を検挙 |
| 7月 | 香港が中国へ返還 |
| 10月 | 長野行新幹線「あさま」開業 |
| 11月 | 山一證券が自主廃業に向け営業休止を発表 |
1997年は、重大事件や海洋事故、金融不安などがあった一方、交通インフラの発展や平成カルチャーの盛り上がりもあった一年でした。
1997年生まれの人はどんな時代に生まれた?
1997年生まれの人本人には、生まれた年の事件やニュースの記憶はほとんどありません。
しかし、自分が生まれた年を振り返ることで、その後成長していく社会の出発点を見ることができます。
スマホもSNSもなかった時代に誕生
1997年当時、現在のスマートフォンやLINE、Instagramなどは存在していませんでした。
インターネットも現在ほど一般家庭へ浸透しておらず、テレビ・新聞・雑誌などが情報源として大きな力を持っていた時代です。
その1997年に生まれた人たちは、その後の急速なデジタル化とともに成長していきます。
Z世代の始まりとされることもある年代
代表的な世代区分の一つでは、1997年以降をZ世代として区切っています。
1997年生まれは、スマホ以前の子ども時代を知りながら、中高生になる頃にはLINEやSNSが普及していった年代です。
そのため、アナログ寄りの平成文化とスマホ時代の両方を経験した初期Z世代とも言えます。
1997年についてよくある質問
1997年は平成何年?
1997年は平成9年です。
1997年に起きた大きな事件は?
神戸市須磨区で複数の児童が被害に遭った事件が発生し、当時14歳の男子中学生が検挙されました。
少年犯罪や少年法について大きな議論が起きるきっかけとなった事件です。
1997年に起きた大きな事故は?
1月に発生したナホトカ号重油流出事故が代表的です。
日本海沿岸の広い範囲に重油が漂着し、多くの住民やボランティアが回収作業に参加しました。
1997年に消費税は何%になった?
1997年に消費税率が3%から5%へ引き上げられました。
1997年の大きな経済ニュースは?
11月に山一證券が自主廃業に向けて営業休止を発表したことなどが、大きな経済ニュースとなりました。
1997年生まれは今何歳?
1997年(平成9年)生まれの人は、2026年現在で29歳 です。
まとめ|1997年は事件・金融不安と平成カルチャーが重なった年
1997年(平成9年)の主な出来事をまとめると、
- ナホトカ号重油流出事故が発生
- 神戸市須磨区で児童が被害に遭う重大事件が発生
- 消費税率が3%から5%へ引き上げ
- 香港が中国へ返還
- 長野行新幹線「あさま」が開業
- 山一證券が自主廃業に向け営業休止を発表
- たまごっちブームが社会現象となった
などがあります。
1997年は重大事件や事故、金融不安が社会を揺らした一方で、長野新幹線や携帯電話、ゲーム・たまごっちなど、現在「平成らしい」と感じる文化や社会環境も発展していた年です。
事件・事故についてさらに詳しく知りたい場合は、年齢早見ガイドでは概要にとどめ、今後「調査隊」で経緯や背景、その後まで詳しく取り上げていく予定です。
▶ 1997年の事件・事故を詳しく調べる|調査隊(準備中)

